「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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誰も知らない

 カンヌで賞をとった柳楽優弥君ですが、実は台詞の方はさほど上手くないです。ただ、その表情、特に目つきの鋭さでムードを作るのが素晴らしく映画への貢献度大です。だけど子役全員が特筆ものの自然な演技をしてるんで、コレひとえに監督の力量と言えましょう。母親役のYOUの演技もいいです。
 もしこの映画のモチーフとなった子供置き去り事件を知らないんだったら、ネットで調べたりせずに事件とは切り離して観賞するのがいいんじゃないかと思います。どーも、事件を知ってる人ほどこの映画を冷静に観れないみたいなんで。わざわざ映画と現実の事件を混同して思い悩む必要は無いです。
 基本的に現実の事件とは全く別のストーリーになってるんですが、それでもやっぱり僕好みの暗い話です。後ろ向きな気分のときに観るのは避けたほうが良いでしょう。とにかく演出が上手い映画で、視線や動作が計算されつくしているように見えるんですが、YOUとのシーンとかほぼ即興らしいのが驚きです。時間経過の表現とか、ストーリーの明暗のギャップのつけ方とか、アポロチョコとかの小道具の使い方とか目を瞠るものがあります。退屈な作品を連発する日本映画界ですが、たまにこういう優れた作品が出てくるから厄介です。もしカンヌの受賞が無ければ僕はこの映画と出会わなかったと思うので、カンヌの審査員さんたちに感謝。

誰も知らない 誰も知らない
柳楽優弥 (2005/03/11)
バンダイビジュアル

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