「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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デイ・アフター・トゥモロー

 20世紀FOXの抱き合わせ廉価DVDでよく見かけるんでどんな駄作かと思ったらわりと普通でした。地球温暖化が原因で竜巻、洪水、そして氷河期にという、異常気象による大災害を描くエメリッヒ監督お得意の大味スペクタクル米国万歳映画です。暖房を切っての観賞がお薦めですが日本での公開は確か真夏でした。

 常識はずれなスケールの破壊映像は素晴らしいんですが、インド洋の津波やハリケーン・カトリーナなど現実の大災害のニュース映像を見てしまった後では空々しいです。とはいえ、CGは大画面で見たかったと思わせる出来でした。それにしてもエメリッヒ監督はいつもNYを壊滅に追い込みますが何か恨みでもあるんでしょうか?。あと、新宿のしょんべん横丁を参考にしたっぽい怪しい日本の町並みも見所です。これ絶対わざと間違った日本を撮ってると思いますよ。
 あと、色々と納得のいかない描写もあるでしょうがリアリティとか言っちゃダメです。吹雪いて視界の効かない真っ白映像ばかりになっちゃ仕方ないですから。勿論キャラの区別がつくように極寒下でも顔面は剥き出し。バナナで釘が打てる世界でもスムーズに会話できないと映画にならないじゃないですか。

 さて、お話の方ですが、パニック映画のくせに主要人物が誰もパニックにならないという斬新な構成と待ち中心の地味なクライマックスのおかげで盛り上がりに欠けました。ロシアのタンカーが出てきたから「アレのボイラーと燃料を利用するのかな?」とか「船に極地装備が積んであって助かるとか?」と想像したけど全然ハズレでした。狼が出た時には「あっ!これで食料と毛皮を同時にゲットか。」と思ったけどコレも深読みのしすぎ。まさか、あんな単純な方法で凌ごうとは。折角クイズ少年が揃ってるんだから知恵で生き残って欲しかったです。でも、この手の映画には珍しく核ミサイルの出番が無かった点は評価。

 映画のテーマは先進国(特にアメリカ)による行き過ぎた文明への警告なんですが、「インディペンデンス・デイ」の監督らしく反政府の色合いは殆んどありません。徹底的に人間賛歌の芸風は相変わらず。なのに人類滅亡の危機に妹萌えの変態扱いされるニーチェに涙。

デイ・アフター・トゥモロー デイ・アフター・トゥモロー
デニス・クエイド (2005/11/12)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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ドラムライン

 大学のマーチング・バンドという日本人には馴染みの無いジャンルのスポ根青春ドラマ。お話はありがちでつまらないけど演奏シーンがとにかくカッコイイ映画です。ブラスバンドやブラック・ミュージックが好きな人なら退屈しません。

 ストーリーは、天才スネアドラマーの新人が先輩や監督と衝突しながらも1軍に抜擢され、とことん団体行動に向いてない性格が災いしメンバーとの軋轢を生み・・・。後はお約束の展開で友情と恋と勝負の王道路線に。天才肌だけどカリスマ性の無い主人公に感情移入しにくいのが難点。

 ブラック・アメリカの文化をよく理解してないので首を捻る場面が多々ありましたが、ファンキーなダンスと複雑なフォーメーション、職人芸のスティックワークに圧倒されました。この演奏パフォーマンスの数々は劇場で観たかったですね。いやー、「黒人」ってのは差別用語じゃなくて尊称ですよ。
 アメフトのハーフタイムとかに応援合戦するのは知ってましたが、チアリーダーばかりに目がいってたのかマーチング・バンドがこんなにアクロバティックとは思いもよらなかったです。しかも最後はドラムで勝負っていうのが謎。どっちの演奏が上なのかさっぱり判らないし。

 日本だとマーチング・バンドが活躍する場なんてなかなか見当たらないんで、阿波踊りの鳴り物とかにこの派手なパフォーマンスを取り入れるといいと思いますよ、やかましそうですけど。

ドラムライン ドラムライン
ニック・キャノン (2005/11/12)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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80デイズ

 お正月はお気楽なものをってワケで、ディズニー&ジャッキー・チェンという紛う事無き娯楽作品でよく考えると無茶なタッグのジュール・ヴェルヌ原作「80デイズ」をセレクト。殆んど期待してなかったけど案外良かったです。これ、CMは原田泰造ばかり強調されてて鬱陶しかったんですが、素直に「ジャッキー・チェンの80日間世界一周」って邦題のが客入ったんじゃないですか?

 「80日間世界一周にジャッキーって誰の役?」って思ったら、なかなか強引なアレンジでお供の執事(自称フランス人)に扮します。その正体は強盗犯として追われるカンフー使いの中国人なんですが。このキャラ、四半世紀前のジャッキーでもマッチしそうなのに五十過ぎでこれを演じるジャッキーが凄いです。演技に幅がないともいいますが。
 主人の英国人資産家もディズニーらしく発明家、ヒロインのインド娘はパリジャンヌにそれぞれ変更。この発明家ってのは夢や信念といったポジティブな思いを伝えやすいナイスな変更でしたね。

 「80日間世界一周」の世界観から逸脱し過ぎないでちゃんとジャッキー映画になってるのは偉いです。いつものカンフーアクションにアドベンチャー、コメディ、ラブロマンス。ハラハラさせようとか感動させようとか思ってない予定調和の世界がジョリーグッド。最近のジャッキー映画はアクションの撮り方がダメダメな事が多いんですけど今回はなかなかでした。最後にNG集が付いてないのが残念。

 子供から大人まで楽しめるよく出来た映画だと思うんですが、キッズ向けとして最も重要な日本語吹替が最悪です。ジャッキーは御馴染み兜甲児の声の人なんで問題ないんですが、原田泰造の起用は明らかに失敗。更にチョイ役とはいえ蝶野正洋とか魔裟斗とか狙いがわかりません。
 こうやって考えると映画より吹替えの方が面白いMr.BOOの広川太一郎さんは偉大ですね。

80デイズ 80デイズ
ジャッキー・チェン (2005/03/16)
ポニーキャニオン

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