「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

 原作漫画もテレビドラマも内容は殆ど知らず、予備知識と言えば「戸田恵梨香がバカすぎてイライラするドラマ」ぐらい。そんなわけで途中で思わせぶりに登場する人とか、何の目的で松田翔太がこのゲームに参加してるのかが解ってないのですが、ゲーム自体は一見さんでも問題無しでしたし、ゲームの内容もよく考えられていて面白かったです。しかし、TV版は凄く中途半端な所で終わってる筈ですよね、これ。予算も付いてないみたいだし、なんでTVスペシャルじゃなく映画にしたんでしょ?

 脚本の出来が良いだけに演出やキャスティングなど細部の粗が勿体ない作品でしたね。役者の知名度にかなりバラツキがあるので刺客のプレイヤーXを絞り込むのがかなり容易だったり、ファイナルまで残ったほどのメンバーの大半が殆ど稼いでなかったり、金に執着してる風でもなかったり、容易に張れる伏線を何故かさぼってたり。勝ち負けは億単位の金なんだからもっと必死で駆け引きすると思うのですが、瑛太の弟とか他人の言いなりになってるだけの奴がゴロゴロ混ざってるのも無駄です。参加者を絞って豪華乃至は無名キャストに統一すればもっとよくなったのに。

 投票ルーム入室が早いほどイニシアチブを握れるのは直ぐに判るのに順番で揉めないのは不自然だし、焼印が凄く重要なことはちょっと考えればわかるのに無防備過ぎるとも思うのですが、心理戦からトリック合戦に移行して論理的に罠に嵌めていく流れはテンポよく、どんでん返しが連発するのも小気味よかったです。
 オーバーリアクションの大根芝居は鼻につくけど意識的な演出だろうし荒唐無稽な世界観には合ってたと思います。ハイテンションな変キャラを揃えた事で普通の演技ができない松田翔太も浮かずに済みますし。

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ スタンダード・エディション [DVD]ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ スタンダード・エディション [DVD]
(2010/09/15)
戸田恵梨香、松田翔太 他

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2010近代映画社SCREEN誌 ベストテン

・SCREEN ( スクリーン ) 2011年 3月号

 もたもたしてる間に5月号が発売されてますが、3月号の「SCREEN執筆者選出 2010外国映画ベスト10」は以下の通り。実質ハリウッド・セレブ写真誌なんだからレオ様の『インセプション』が1位でよさそうなものですが、相変わらずニーズ無視のクソ真面目な批評家セレクトが並んでおります。

【外国映画ベストテン】
1位 『ハート・ロッカー』
2位 『インビクタス/負けざる者たち』
3位 『インセプション』
4位 『クレイジー・ハート』
5位 『息もできない』
6位 『第9地区』
7位 『トイ・ストーリー3』
7位 『瞳の奥の秘密』
9位 『マイレージ、マイライフ』
10位 『白いリボン』

2010日本インターネット映画大賞ベストテン

・第15回(2010年)日本インターネット映画大賞結果

 「ベスト・オブ・ベスト アワード 」「TSUTAYA映画ファン賞」と同じネットのファン投票型映画賞でありますが、かつてのニフティ映画大賞の流れを汲む本賞。邦画は『THE LAST MESSAGE 海猿』が36位と奮わず、洋画の方では『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が24位に沈むなど、かなり傾向が異なります。過疎ってるだけとも言えますが。
 なお、少数意見ではありますが、ワーストを選ぶブラックラズベリー賞は、邦画が無人島に漂着した二十数名で唯一の女が木村多江という『東京島』、洋画がジョニー・デップのいかれ帽子屋がアリスより目立つなんちゃって3Dの『アリス・イン・ワンダーランド』となっております。

【日本映画ベストテン】
1位 『告白』
2位 『悪人』
3位 『十三人の刺客』
4位 『春との旅』
5位 『ゴールデンスランバー』
6位 『孤高のメス』
7位 『最後の忠臣蔵』
8位 『キャタピラー』
9位 『カラフル』
9位 『時をかける少女』

【外国映画ベストテン】
1位 『インセプション』
2位 『トイ・ストーリー3』
3位 『第9地区』
4位 『インビクタス/負けざる者たち』
4位 『オーケストラ!』
6位 『キック・アス』
6位 『ハート・ロッカー』
8位 『息もできない』
9位 『ヒックとドラゴン』
10位 『瞳の奥の秘密』

2010日本インターネット映画大賞

・第15回(2010年)日本インターネット映画大賞結果

 一部とはいえスタッフ・キャストから受賞コメントが寄せられることもある由緒正しき賞ながら、年々先細りの感がなきにしもあらずの旧ニフティ映画大賞こと「日本インターネット映画大賞」。ここも幾度となく繰り返した『悪人』と『告白』の対決となりましたが、作品賞がダブルスコアで『告白』圧勝の他、監督賞や主演女優賞でも他を寄せ付けない意外な結果に。満島ひかりにしても『悪人』より『カケラ』の評価で入着したっぽいし。外国部門は『インセプション』が強い。

【主要部門賞】
 作 品 賞 『告白』
 監 督 賞 中島哲也  『告白』
 主演男優賞 役所広司  『十三人の刺客』他
 主演女優賞 松たか子  『告白』
 助演男優賞 稲垣吾郎  『十三人の刺客』
 助演女優賞 満島ひかり 『悪人』他

【外国映画部門賞】
 作 品 賞 『インセプション』
 監 督 賞 クリストファー・ノーラン  『インセプション』他
 主演男優賞 ヤン・イクチュン      『息もできない』
       レオナルド・ディカプリオ  『インセプション』他
 主演女優賞 サンドラ・ブロック     『しあわせの隠れ場所』
 助演男優賞 渡辺謙           『インセプション』
 助演女優賞 メラニー・ロラン      『オーケストラ!』

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

 親友の独身最後の夜をラスベガスでのバカ騒ぎに費やした男達は、目覚めれば昨夜の記憶がなくホテルの部屋には虎と赤ん坊がいて花婿の姿はない。親友の行方と空白の一夜を解明する為に男達は奔走し、謎解きしつつ謎が生まれていくノンストップ・コメディ。
 無名俳優による低予算映画ながら世界的にメガヒットした本作は、コメディ映画不毛の地・日本ではDVDスルーが早々に決まって映画マニアを落胆させ、ゴールデン・グローブ賞作品賞の獲得で一転して劇場公開が決まり今度は半年以上待たされる羽目になったDVD派が嘆く事となった話題作です。
 そんなこんなで否が応でも期待値が上がったわけですが、基本的にはお下品なアメリカン・コメディで、結局の所、笑いが肌に合うかどうかは個人の嗜好に依存します。登場人物はアクが強く下ネタ満載でネイティヴじゃないと解らないギャグも多い気配と、唯々くだらない笑いを楽しみたい層以外には向かず、巷で言われるように美しく伏線回収が決まるロジカルな脚本なのですが、どんでん返し系のミステリーみたいなものをイメージしてるとこれもガッカリします。記憶を失くした二日酔いの朝を知る者にとっては身に染み過ぎて乾いた笑いに繋がる部分もありますしね。

 ホテルの調度品を破壊しテレビを窓から投げ捨てスタッフを縛ってアンプのケースに閉じこめたりした古のロック・スター達の武勇伝を彷彿させるスイートの惨状が大インパクト。あの世界もドラッグとアルコールに満ちてたわけですから、この映画の状況設定もあながち誇張とは言えないですね。というか、殆どの事件が日本じゃ無理でもアメリカだと成り立っちゃいそうに思えるからつくづくぶっ飛んだ国です。しかし、赤ちゃんの方は簡単に想像つくものの虎の経緯は完全に斜め上を行かれてひっくり返りました。あと、中国人最高。
 笑える疑問符を散りばめてサスペンスを盛り上げ、馬鹿馬鹿しい単発ギャグの真相なのに感嘆符を伴って回収される脚本は見事。破壊の過程をきっちり設定した上で計算され尽くしたタイミングで情報を小出しにし謎を発展させていくのが心憎いです。探偵役が同時に犯人である点も面白いですね。最後はたぶんアウトテイクの集合体なんでしょうが、ハイテンション続きの本編に不釣り合いなあっさり目のエンディングを一気にヒートアップさせるナイスアイデアでした。ニワトリが謎のままなのは残念でしたが。続編には日本の誇るリアル『ハングオーバー』、市川“灰皿テキーラ”海老蔵の起用を期待します。

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
(2010/10/06)
ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ 他

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