「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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笑の大学

 西村雅彦×近藤芳正の二人芝居で好評を博した三谷幸喜の舞台劇の映画化。僕はこの芝居は観てないんですが、10年ぐらい前にオンエアされたラジオドラマをたまたま聞いています。その時は三宅祐司×坂東八十助で、坂東八十助が妙に面白かった記憶があります。ただ、これは全編大爆笑っていうコメディではないし、ウディ・アレン的な笑いが駄目な人にはお薦め出来ない。
 そんな訳で観る前から役所広司×稲垣吾郎というキャスティングは疑問視してました。歴代キャストを考えれば稲垣君だけが見劣りするのは明らかですよね。でもそんな事は撮る方も脚本書く方も折込み済みで、主役は完全に役所さん一人に絞り込まれてたし、期待に違わぬ熱演を奮ってました。だからまあ稲垣君は無難に脇役をこなしてたと思う。よく頑張ったといってもいい、許してあげようよ。
 ストーリーはしっかりしてるし、二人芝居の映画化も意外に上手くいってる。全体的にはいい映画の範疇なんだけど、どうにも厳しいのは演出。妙なアップが多すぎるし、「さぁ、ここで笑って!ここで泣いて!!」という感じで、押し付けがましく全体にクドい。このクドさが特に終盤をひどく退屈なものにしてると思います。ラストはもっと洗練されてる方がいいですよ。
 この映画は決め台詞「さるまた失敬!」(こりゃまた失敬のもじり)をはじめ、駄洒落が多く散りばめられてるんですが、どう翻訳したのかDVDには英語字幕がついてます。本当にこの英訳で笑えるのかスキルの低い僕には皆目見当が付かないんだけど、英語が得意な人にはこの辺りも注目なんじゃないかと。
 それにしてもエンド・クレジットにある木梨憲武の出演場面が未だにハッキリしないですが・・・。

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