「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ

 シリーズ19作目、朝原雄三監督になって4作目の舞台は今や地震から復興中の能登。前回ドタバタし過ぎた事の反省か今回はやけにおとなしいです。良く言えばしっとりアダルト感ですが、はっきり言って笑いも泣きも薄味。ハマちゃん宴会芸無し、合体も無し、「とりあえずは元気でいこうぜ」も無しとお約束が外されてるのも物足りないです。鈴木建設営業三課も異動になったのか地味なメンバー構成でハマちゃんまで普通に仕事してるから何か落ち着きません。お話もグダグダだし失敗作だと思います。

 例によって「釣りバカ」パートと「男はつらいよ」パートが混在する構成ですが、レギュラー陣とマドンナ・カップルの絡みは今回も悪いです。マドンナが鈴建に復帰した社員なんで上手く馴染むかと期待したんですが設定を活かせず、その後も「マドンナに惚れる釣り船屋のハチ」とか「ハマちゃんとの仲を疑うマドンナの兄」などの要素がありながらそこから騒動に発展しません。ハマちゃんはまともに仕事して合間に釣りしてるだけで暴走しないし、その仕事ってのは能登のケアセンター建設なんですが、そこからスーさんの老いに話が繋がりそうでこれも繋がりません。輪島周辺と金沢を行ったり来たりしてるだけで特に中身がないのです。映画の性格故に観光紹介が必要なのはわかりますが、露骨に輪島塗の講釈が始まったり半島の根元と先端を頻繁にワープされると興醒めです。
 そして更に問題なのがマドンナ恋物語。前段と後段で全然話が繋がってません。序盤の鈴建から釣りの流れまではいいのですが、いきなりマドンナが輪島に帰省してる辺りから雲行きが怪しくなり、唐突にマドンナが抱える問題は棚上げされロマンスへと移行。しかもカップル成立過程を大胆に端折ってあって呆気。更に結婚反対の兄が折れるまでが神速。「釣りバカ」勢が関わる余地なんて最初からどこにもありませんよ。折角、輪島塗が色んな工程を経て一つの器になるって話をしてるのに何故こんなに大雑把な描写になっちゃうんでしょう。

 そんなこんなで物語はダメダメですが、マドンナ・石田ゆり子は齢の割りに妙に可愛く、そして何だか艶めかしいです。惚れそうです。大泉洋も普通なら悪印象のいい加減な酒呑みを好感度高く演じていたのが立派。終盤のお二人は幸せそうでよろしい。
 レギュラーは皆さん安定感たっぷりで特に言う事無し。最近はめっきり出番が減っていて体調が心配される三國連太郎さんですが、今回はハマちゃんとの競演が多いのでほっとします。スーさん釣りしないけどね。釣りに同行するのはマドンナだけで今回も釣りとかどーでもいい扱いであります。ちゅか、大泉と釣りバカコンビの競演なんてトータル3分弱しかないしね。西田敏行と大泉洋の掛け合いに期待してたのに。

釣りバカ日誌 17 釣りバカ日誌 17
西田敏行 (2007/01/27)
松竹

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