「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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16ブロック

 この映画ははっきり言って地味です。『リーサルウェポン』のリチャード・ドナー監督と『ダイハード』のブルース・ウィリスのコンビなのに。アクションよりも男達の人生を楽しむ渋い渋いドラマ。ロマンスは一切なし。ガキや女性客なんて全く期待してない親爺向け作品です。

 無口でアウトサイダーの冴えない白人刑事とお喋りでお調子者のウザい黒人犯罪者に生まれる友情という典型的なバディ・ムービーで、目的は証人の移送、敵は汚職警官と、これまたありがちな設定。ただ、移動距離は16ブロック=約1.6kmと異様に短いです。この歩いても30分強のNYチャイナ・タウンでスリリングに描かれる逃亡劇。リアルタイムでタイムリミットまでの2時間をやるのかと思わせておいて110分で映画が終わる省エネ設計が心憎い。何処に逃げても何故かあっさりと発見されるし、バス・ジャック以降の強引展開とか追跡アクションはご都合主義全開なんですが追手側がマヌケ過ぎないので全く許容範囲です。スケールの小さな舞台に主演以外は小粒の役者でありながら、魅力的な人物描写と途切れない緊張感でなかなかの快作に仕上がってます。『タイムライン』と同じ監督の仕事とは思えません。

 DVDにはアナザー・エンドが収録されてまして、そっちも悪くない出来なんですが、「人間は変われる」というテーマとのマッチングと、オチから間髪入れずに流れるバリー・ホワイトとの合わせ技で劇場版のエンディングに軍配を上げたいです。あの太くて低い歌声がくたびれた中年男の琴線に触れたのか、なんだか無闇に感動してしまいました。終わり良ければ全て良し、そんな映画です。

16ブロック16ブロック
(2007/02/02)
ブルース・ウィリス、モス・デフ 他

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