「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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リトル・ミス・サンシャイン

 アカデミー脚本賞と助演男優賞受賞という輝かしい実績を引っさげたインディペンデント映画。ニューメキシコ州アルバカーキに住んでいる一家が美少女コンテストに愛娘を出場させるべくオンボロの黄色いミニバスでカリフォルニアに向かう、笑いと感動で綴るファミリー向けハートフル・ロード・ムービー。しかし米国では子どもは観られないR指定映画です。何故ならオスカー受賞者アラン・アーキン演じる一家の祖父がぶっ飛んでるから。でも、子供にも見せるべき秀作なので日本でのPG-12指定は英断です。コメディですがテーマはシビアな社会派ものなので頭空っぽにしてひたすら笑いたい人とかは要注意。

 極めて脚本主導型の映画でして、徹底的にデフォルメされた尋常じゃないキャラクターがエピソードとしっかり結びついていて隙がありません。崩壊寸前の家族が次第に力をあわせて「負け犬」人生と向き合うというお決まりの話なのですが、現代アメリカの家族像を強烈に皮肉ったそれぞれのエピソードが絶妙で捨てキャラや無駄なシーンが見当たりません。個性的過ぎて噛み合わない家族、容赦なく降り掛かる悲劇の連鎖、壊れていくミニバス、敗色濃厚なコンテスト。それらをシニカルな笑いに昇華しながら計算され尽くしたクライマックスへなだれ込む展開がグレイト。テクニカルな視点で観れば観るほど味が出てくる作品です。その突飛過ぎる行動に入り込めないと辛い作品なので一般には佳作と駄作にくっきり評価が割れそうですが、グッとくる台詞が多くほろりと泣かせもありのあったかい映画です。

 ピュアなぽっこりお腹の眼鏡っ娘を核に、「勝ち組」至上主義のパパ、まとめ役だけど食卓がジャンク過ぎるママ、無言の業を敢行中のマッチョ兄貴に仕事も恋も失ったゲイの伯父さんと皆が個性的で素敵なんですが、やはり最強にファンキーなエロ爺の存在が物語を数段面白くしています。理想とは裏腹に転げ落ちる息子を讃え、悩めるティーンの孫に説教し、天真爛漫な孫娘を励まし、後半は出番以上に大活躍する美味しい役どころでした。

リトル・ミス・サンシャインリトル・ミス・サンシャイン
(2007/06/02)
アビゲイル・ブレスリン、グレッグ・キニア 他

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  • 2007/12/18(火) 00:02:43 |
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