「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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ラッキーナンバー7

 「驚きのラスト!」とか宣伝したどんでん返し系でありながらトリックがバレバレという困った映画。マピールさんがサスペンス慣れし過ぎている事を差し引いてもこれは捻りが無さ過ぎ。なんたってミスリード役がいないのが痛いです。製作側は『間違えられた男』っぽくしたかったんでしょうが、あまりに直球で淡白な見せ方なんで謎を謎とも思わせず想定の範囲内で二転三転することに。結局は予定通りに事が進まなければご破算の無駄に手の込んだ計画なのも虚しいです。「なんでそんな事すんの?」って思う事ばかりでした。
 斯様に演出・脚本に頭の悪さを露呈した作品ですが、そのわりには可もなく不可もなくな印象です。もうちょっと群像劇にしてキャラを掘り下げてくれとは思うものの豪華スター饗宴のエンターテインメントとしては及第点つけても良いんじゃないかと。オチとか謎とか考えずにぼやーっと観るならそこそこ楽しめる、実に真っ当なつくりの佳作なのであります。ヒッチコック・サスペンスや007ネタに詳しいとニヤリとするシーンがあるのも映画好きには嬉しいのでした。

 もっとも、敵対するマフィアの両巨頭に扮したモーガン・フリーマンとベン・キングズレーの渋いオスカー俳優競演はいまひとつ冴えません。スタンリー・トゥッチも含めて役不足感は否めず凄く勿体無いです。ブルース・ウィリスは儲け役で雰囲気も良く見応え十分ながらなんとなくチープ。回想の変なかつらが笑えます。しかし、汗かかないブルース・ウィリスは物足りなくもあり・・・。
 ただ、主人公ジョシュ・ハートネットが災難に次々と巻き込まれるやたら不運な男を好演し、アクの強い役者に囲まれながらコミカルな魅力を振りまいてます。R指定のハード・ヴァイオレンスでありながら腰に巻いたパスタオル一枚のみであちこち連れ回されるコメディ展開のギャップが素敵。クライマックスでは一気に哀愁を漂わせたり難しい役を巧みに演じています。
 そして、ルーシー・リューが小さくて可愛い事にビックリ。全然イメージと違うんですけど。活発でコミカルなヒロイン役でして、ミニスカでテーブルに座って腿チラとかどうみても小娘の演じるべき役柄なのに似合ってます。四十近い彼女に今更キュートという言葉を使うとは思いもよりませんでした。

 「すべては<幸運のナンバー7>から始まる」とか宣伝してましたが、邦題のセブンは実はまったく関係なくて苦笑。でも、競争馬の馬番が「7」って事から無理矢理捻りだして来た努力は評価したいです。原題「LUCKY NUMBER SLEVIN」は大きなヒントではあるんですが、そのままカタカナにしても意味わかんないですから。だったら映画にちゃんと関係がある『カンザスシティ・シャッフル』ってタイトルにしちゃえよ、とか思わないでもないですが。

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