「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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トランスフォーマー

 約二十年前にアメリカに輸出され大ブームを起こしたタカラの変形ロボット玩具シリーズが「トランスフォーマー」です。日米合作でアニメ化となり日本にも逆輸入されましたが、世代が違うので乗り物に変形できて喋れるロボット達のバタ臭いキッズ・アニメ程度の認識しかありません。ロボも「コンボイ」しか知りません。ただ、アメリカでは今でもヒップホップ系のティーンを中心に超人気ってことは知ってます。
 日本では「直撃世代の30代とその子供向け」あるいは「スピルバーグの一般向けSFロボット大作」と誤解した大多数が阿鼻叫喚のようですが、実際のターゲットは幼児向け玩具をクールと崇めるアメリカのボンクラな若きギーク達なのです。ストーリーが幼稚だのギャグがつまらないだのと言った所で奴らはこういうのが大好きなんだから虚しいだけです。だからアメリカナイズされた世界観の元でいい大人たちがありえないスケールで作り上げた映像だけを存分に楽しむ割りきりが大事です。当然、メカ好き馬鹿男子の魂を持たない人には用無しの作品。
 大画面・大音響でないと魅力が半減するタイプの映画なんですが、「実写版ゲッターは任せろ!」と言わんばかりの物理的に無茶な変形はコマ送りで確認したくなるほど高速でしたし、“空間を撮れない男”マイケル・ベイ監督の真骨頂で何が起こっているのかわからなかったアクションシーンのチェックも必要って事でDVDで再観賞。今回は吹替で観てみましたが、字幕が邪魔にならないしジョークも多少はましになりコッチのが正解のようです。

 車を格好良く撮る事では並ぶ者のないマイケル・ベイですが、寄り過ぎでクラクラのカメラワークは巨大ロボの格闘には全く向いてませんね。どうしていつもいつも距離感がメチャメチャなんでしょう。ここだけでもスピルバーグにやって欲しかったってのが本音。そうするとロボットよりも大破壊に巻き込まれた人々の惨殺映像満載になっちゃいそうですが。
 一方、お得意のカーチェイスと爆発は冴えに冴え、必然性は無いが無駄にカッコイイ画が満載。米軍全面協力の最新兵器達も大活躍です。商品展開前提の日本ではありえないギミックだらけでCG化されたロボをかぶりつきで堪能できました。これならどんなロボット・アニメでも実写化できると確信。惜しむらくは、ロボ形態の見た目が似通ってて敵味方の判別すら殆んど付かない事。そもそも2時間半も尺があるのにロボ達のキャラ立てが全く出来てないってのはどーなのか。

 ストーリーが本当にしょーもないので脚本至上主義者としては許し難い筈なんですが、そんな事どーでも良くなる力技に感服です。やりたい盛りで軟弱なハイティーンのベタなサクセス・ストーリーとロボ&米軍の勧善懲悪大戦争とを無理矢理融合した底なしに頭の悪いプロット、ハッカーやら秘密機関やら広がりすぎて畳めなくなる大風呂敷、全登場人物が行き当たりばったりなのもいつも通り。バカバカしいオモチャ映画なのにマイケル・ベイの作風のおかげで別角度から凄く楽しめました。細かい映画ネタもグッド。

トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディショントランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション
(2007/12/19)
シャイア・ラブーフ、タイリース・ギブソン 他

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