マピールさんがATG映画の為に二番館通いしてた頃によく観た昭和のマイナーコメディを想起させる作品ですが、それでいて物凄く新しいセンスと完成度を感じさせる作品でもあります。何れにせよ万人にはお薦めできません。完全に特定の波長の人向けです。
とにかく田舎の閉塞感と人間関係のぎごちなさがやたらリアルなのです。事故や女性問題といった平和な暮らしのちょっとした波紋から、救いようもないけど踏み止まらざるを得ない最悪の日々へ。薄っすらと笑ったあとでジワジワと苦い後味が積み重なって溜息に到る、そんな感じの妙な暗さのある映画です。この珍奇な人物達に自分を重ねず笑い飛ばせる人じゃないとダメージ大ですが、この映画を好んで観るような奇特な人は共感バッチリの駄目人間な気がします。
主役の警官(新井浩文)とその双子の兄(山中崇)の狂気とか三浦友和のダメオヤジぶりとか特筆に価する演技は多々ありますが、それよりも元アイドル・川越美和。オウムの女性信者みたいな壊れたキャラが良かったです。雪原に倒れたまま男児に乳と股間を弄られ、折角披露した大胆ヌードは全く色気の無い脱ぎ損ともいえるシーンで、下着姿の濡れ場じゃ喘ぎ声で笑わせたりと、頑張りようが痛々しいです。その他、シモの話題が多目でタイトルの乱射もそっちの意味かと思わせた本作では男優・女優・幼女も含めて脱ぎまくり。殆んどエロくはないですが。
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