「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

セレニティー

 一年近く前に英SFX誌の「世界のベストSF映画ランキング」で並み居る名作を抑えて1位を獲得していた謎の日本未公開映画を今頃観賞。予想通り、数多の特別な作品達と並べてしまうと見劣りするのですがそれはそれとして普通におもろい。
 本作は1シーズンもたずに14話で打ち切りになったテレビシリーズ『Firefly』を、熱狂的なファンの声とクリエーターの意地で劇場版に漕ぎ着けた作品だそうで、日本でも偶にそんな事がありますな。そして、この劇場版が今度は何故か英国で大ブレイクしたのであります。まあ、馬鹿そうで実はシニカルという、いかにも英国人好みのスタイルではありますが。

 そんな事情なのでメインキャストや設定が微妙に説明不足なのは否めませんが知らなくてもちゃんと楽しめました。時間軸はTV版の少し後の模様。
 海賊まがいの運び屋をやってるFirefly級宇宙船「セレニティ号」のクルー達は、義勇軍あがりのハン・ソロ風ならず者船長に率いられた訳有りっぽい面々でありまして、ヤバイ積荷にゃ抱えきれない程の陰謀というお定まりのSFアドベンチャーなのであります。しかも、スペースオペラ+西部劇+ゾンビ映画+カンフーアクションというB級ジャンル特盛り状態。特に目新しさは感じないものの、ユーモアの効いた個性的キャラ達と低予算の割に頑張ってる映像にはTV版も観てみたくなる魅力がありました。
 ただ構成はヘボ。序盤でもう少し船内の日常風景や人間関係を丁寧に描写してくれてれば予備知識無しでもスムーズに入れたと思うんですが、状況を把握しないうちにバタバタと展開してしまうので落ち着くまでが大変でした。それに、船長やクルー達のドラマが薄っぺらく彼らが命懸けで戦う説得力が乏しかったり、テレビドラマ的ぶつ切りの多用でリズムを悪くしたりと映画化に伴う粗さが目立ちました。冒頭のシークエンスで普通の映画なら中盤に持ってくるべきネタバレをふんだんに盛り込んでるのも、どうやらシリーズ見てれば自明だからみたいです。あの逃亡兄妹は映画ゲストじゃなくレギュラーで、彼らを匿いつつ物語は進行し伏線だらけのまま終了を迎えた模様。

 それはさておき、ソマー・グラウ嬢の柔らかく滑らかでリズムのあるアクションだけでこの作品を観る価値はあると思いました。主役格の船長を差し置いて宣伝ポスターで最も目立ってるのは伊達じゃないです。最近の彼女はTVシリーズの『ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ』で ジョン・コナーを守る高校生ターミネーターを演じているようでコッチも気になりますね。

セレニティーセレニティー
(2007/04/01)
ネイサン・フィリオン、ジーナ・トレス 他

商品詳細を見る
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mappil.blog65.fc2.com/tb.php/216-e0ea45ed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。