「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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ホステル2

 クエンティン・タランティーノ&イーライ・ロスによるスロバキア発・旅人受難猟奇スリラーの第2段。意外にも前回の続きから始まりますがそれはプロローグだけの未観賞組に世界観を伝える配慮でして、つまり単独で成り立つ作品なのですが、前作との対比でより面白くなるようにパターン&逆パターンを強く意識して構成されてますので観ておくに越した事はありません。

 『SAW』シリーズとは逆に直接の残酷描写が減っており、スラッシャー方面のファンの方々的にはがっかりの模様。また、今回の犠牲者はむさい野郎どもからローマに留学中のアメリカ人女子大生3人組にチェンジし自ずとエロの期待値も上昇しますが、脱ぐのは不細工ばかりとコッチも肩透かしであります。しかし、一発ネタ的な作品の続編という難題を加害者視点の追加で巧みに捌いており、インパクトの弱さを飽きの来ない展開と悪趣味な笑いで補う造りになってます。舞台は一緒でもジャンル的には別の映画ですな。

 決してつまらなくは無いんですけど、被害者と加害者の両方を描いて中途半端になった為、明らかに力は落ちています。やってる事は相変わらずグロいんですが間接描写ってだけじゃなく、なかなか死なせてもらえない生き地獄的な拷問が影を潜め、謎の組織の手の内を明かした事により見えない恐怖じゃなくなった弊害もありあり。頑張って工夫してるとはいっても前作という剛速球があってこそ活きる変化球。緩急とコースでなんとか90分もたせたけど終盤は緊張感が途切れがちというか思わず笑ってしまうのでした。見せ場の逆転劇も上手いんですがカタルシスには程遠いのが残念。あれじゃ前作から築き上げてきた組織の不気味さが瓦解しちゃいますよ。

 パート2ではありがちな手法とはいえ、秘密クラブの仕組やルールに奇妙に説得力があったりと、内実ばらしは面白かったです。惜しむらくは、いかにもアメリカなマッチョ&ギークの金持ち顧客ペアのコントラストが弱い。主役をこの二人に絞ってきちんと背景を描いていれば哀愁漂うブラックな物語になったと思うんですが。まあ、マピールさんお気に入りの危な過ぎるストリート・チルドレンは今回も大活躍なので満足です。

ホステル2 [無修正版]ホステル2 [無修正版]
(2008/02/22)
ビジュー・フィリップス、ヘザー・マタラッツォ 他

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