「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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CUTIE HONEY

 ついに観てしまった。うん、外してるようで効いてるようでもあり微妙。いわばアミバ様に秘孔を突かれたかのような・・・。

 低予算を逆手に取る70年代特撮テイストのチープな映像。サイケファッションの佐藤江梨子で“夜霧のハニー”をプロモート。庵野秀明監督は徹底的に30年前のオリジナル・ハニー世代にサービスしてますが、臆面もなく映画館に足を運ぶ四十男はいない気がします。意味なく派手な爆発のミニチュア特撮とか巨大化・京本政樹とかゼネプロ時代からの庵野ワークスを知る人がニヤリとするシーンも多々ありますが、何れにしてもウケル客層が狭すぎ。徹底したバカバカしさを追求した映画なのに、一般向けの無数のギャグが乾いた笑いしか生まないという悲劇。マニア向けビデオを劇場公開しちゃダメでしょ。
 そもそも、その肢体の割には妙に艶気がなく、恥らう演技なぞ望むべくもない、勿論凛々しくもないサトエリがハニー役ってのに無理があるんですが、監督の目的はアニメっぽく実写を撮ることであり、その目的においては原色映えして現実離れしたサトエリというキャラは貴重。だから、チラリズムを放棄し、アクションはパラパラ漫画で誤魔化し、演技の酷さに目を瞑るのは理解できます。しかし、サトエリの資質に合わせてハニーの設定をノーテンキでおバカなキャラにするとは。誰が「Dr.スランプ」を演れといった。

 最大の見所はだってだってなんだもんな主題歌が流れるオープニング。ツボを抑えた原作風アニメからサトエリの柔軟な身体を活かした無茶なポーズ連発の実写アクションを経て派手な爆破に到る展開は見事。ハチャメチャなノリで一気にテンションを上げます。ただ、この勢いは長続きせず後半弛むんだけど。90分しかないのに。
 これ、いつもの庵野パターンで後半にシリアスなテーマを混ぜた所為だと思います。お気楽ハニーで行けばいいものを怒りとか友情とか表現させるから失速しちゃった。特にハニーがバカなのは生まれたてだからという設定なのに、客にはサトエリだからバカっぽいと受け取られるとこが不味い。どだい90分で明るく元気なコメディを提供しつつハニーの成長を描き愛を語るなんて無理でした。それなら無理に風呂敷を畳まず、続編を匂わせながらパンサークロー四天王とのコミカルな戦いを繰り広げて欲しかったです。四天王は一度で決着つけるには惜しいキャラだったし。特にミッチー。

 結論、映画じゃなくVシネか深夜TVでシリーズ化すべき作品。

キューティーハニー キューティーハニー
佐藤江梨子 (2004/12/22)
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