「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

 90年代後半にヤマト、ガンダムに続く第三次アニメブームを引き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』のリビルド作品。四部作というか、三本作って最後が45分×2話となる予定だそうです。今回はマイナーチェンジレベルですが、ただのテレビ版総集編に終わらせず何か仕掛けてくる気配で、何を訴えるつもりなのかは未だわかりません。この新シリーズはあくまで旧作を見た人に向けられた作品であり、新参者は「序」から観てもいいけど次回作「破」までには予備知識入れとけという造りになっております。

 面白かったですが話が途中なのであまり書く事は無いですな。今回は98分に召集・初出撃から「逃げちゃ駄目だ!」を経て「ヤシマ作戦」までですが、既に隠す必要の無くなった謎や鬱陶しい心理描写を整理した事でダイジェスト編集の慌しさは抑えられスッキリしてました。初見の人にも比較的取っ付き易く、しかし世界観を充分には把握させずに旧作に興味を抱かせる辺りはやはり商売上手ですね。「説明不足」こそがこの作品の魅力なのでこの按配は絶妙です。もっとも「エヴァって何?」をはじめとする数々の疑問はシリーズ全部観たって推測の域を出ないんですけどね。

 止め絵がほとんど無くアクションシーンのクオリティはかなり向上してます。たいしてレイアウトをいじって無いのにスケール感はテレビ特撮から怪獣映画レベルに引き上げられており、異様に細かく描写されたギミックといい、セルアニメでは不可能な変形描写といいSF好きには堪らない出来です。新ラミエルが格好よすぎる。
 ただ、その一方でドラマ性が薄まってしまったのが難。人気キャラ綾波レイの独特の「間」と包帯姿の痛々しさがあまり見られずファンはがっかりな事でしょう。例のヌードは健在ですが。

 作品を覆う内向的な雰囲気が薄まって人間関係の繋がりも微妙に進展するなど、前向きなやり直しの物語を匂わして重要情報チラ見せの「次回予告」と相成ったわけですが、次で大きく変えると見せかけてフェイクの線も捨て切れません。肩透かしはお手の物だし、90分で予告の内容を全部やるとアスカの出が妙に薄くなりそうですし。まあ、一番困るのは製作快調が伝えられつつ順調に遅れてる「破」が無事に完成し期待通りの独自展開をみせるも、三本目が『スター・ウォーズ』シリーズ並に引っ張られるパターン。ガイナックスならやりかねません。

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(2008/05/21)
三石琴乃林原めぐみ

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