「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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銀色のシーズン

 田中麗奈はお気に入りのタレントなんですが、CMに比べると女優業では地雷っぽい仕事が多く出演映画の殆んどをスルーして現在に至ります。本作も危険な匂いがぷんぷんですが、これまたフェイバリットな男優・瑛太が主演となれば避けては通れません。まあ、『私をスキーに連れてって』みたいな映画だろうと高をくくっての観賞だったのですが、気づけば監督は『海猿』の羽住英一郎、またもや子供染みた人間描写と時間感覚の狂ったクライマックスを見せ付けられる事に。
 予想に反し恋愛要素は薄めでメインは理由あり主人公がヒロインとの出会いを切欠に新たな一歩を踏み出すまでのドラマとなっております。しかし、とにかく脚本が練れてないので中途半端なエピソードの羅列となり、しかも話のスケールは無駄にでかくなっていって収拾せず、ツッコむポイントだけは不自由しない頭悪い作品が完成。

 「雪猿」とかいうフレーズで宣伝してるわけですし、ゲレンデで好き放題の3バカが成長していく物語になるのが自然なんですが、玉山鉄二の話は横道に逸れたままフェードアウトし青木崇高に至っては存在する意味が謎の酷い扱い。掘り下げる気が無いなら完全脇役の仕事仲間の位置づけにしておけば良いものを。それに、この二人にはバカみたいでもちゃんと目標があるのに、それと意気投合してる主役の方が無目的に生きてるって・・・。
 他にも妙な設定だらけで呆気。アクセスが低速リフトのみで吹雪いたらアウトの結婚式場なんてハイリスク・ローリターンな物に湧く地元民というのが馬鹿げてるし、「勝ち負けのあるスキーが嫌い」という設定の奴が賭けレースやってたりするのも謎。この話にどうして高射砲が必要なのかも解せませんが、どうしてもそのアイデアを採りたいのならそれらしい設定を考えて欲しいものです。温泉発掘コントにしても「そこ夏場は地面の上だろ!」と瞬時につっこまれるネタを延々引っ張る意味がわかりません。
 そして、無駄に多いキャラたちが揃って存在感ゼロの中で期待の瑛太が頑張り過ぎて浮くという悲しい結果に。正直、この役は瑛太を使わなくてもジャニーズの若造とかでよかったと思います。田中麗奈もドジッ娘キャラで瑛太の相手を務めるとなるとミスキャスト感は否めないですね。ダメ映画が似合う女優なので世界観にはマッチしていますが。

 しかし、オープニングのスキー映像は良く撮れています。ロング良しアップ良しの斬新なカメラワークでバラエティ豊かに雪猿たちのスタント滑走が堪能でき、インチキもありますが様々なスキーの技で楽しませてくれます。長らくゲレンデから遠ざかってるマピールさんもスキー場に足を運びたくなるような出来栄えで、このシーンだけなら集客アップに貢献間違い無しです。これと並び立つようなレースシーンさえ撮れてればお話がどんなに屑でも格好がついた筈なんですが、どういうわけかクライマックスがやたらショボいんですよねぇ・・・。

銀色のシーズン スタンダード・エディション [DVD]銀色のシーズン スタンダード・エディション [DVD]
(2008/07/02)
瑛太田中麗奈

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