「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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シューテム・アップ

 ハード・ロックに載せて贈るB級アクションの面白さを凝縮したスタイリッシュなバカ映画。気合いで全編ひたすら撃ち続ける無茶苦茶なノリが堪りません。とてつもないナンセンス表現が目白押しなのにシリアスなバイオレンス描写が共存するのが素敵。好きな人だけ喜んでくれればいいという潔い態度で、不謹慎でお下品な小ネタの数々をスパイシーに連ねます。尺は90分弱でテンポもよく気軽に楽しめます。しかも意外に社会派。

 もう、開始早々から「行きずりの妊婦をお産させながらガン・ファイト」という想像を絶するシチュエーション。もちろん赤児を抱いた女で成り立つけどインパクト重視です。「ヘビメタで泣きやむ赤ん坊」という無理な設定、「駅弁ファックで銃撃戦」というハイパーバカ展開はじめ、オツムのネジが弛んだアイディアてんこ盛りでその都度口あんぐり。様々な手法とギミックでガン・アクションを楽しませる事に特化しており、物語は全てアクションへの繋ぎに過ぎないのですが、布石をきちんと打っていてパッチワーク感が薄いのに感心しました。何故か人参リスペクトなのも笑えます。アレはなにかのパロディなんでしょうか?

 「ジェイソン・ステイサムのテリトリーを犯すな!」とは思うものの、汚れた風体に仏頂面でキレやすい、でも創意工夫でなにがなんでも撃つ動物好きの主人公クライヴ・オーウェンが魅力的。対するは、銃撃戦の最中も携帯電話を手放さず奥さんに言い訳する家庭人ながら仕事は残虐で、実は人の行動や考えが読めるインテリの非情な中間管理職ポール・ジアマッティ。こちらもバカやりつつシリアスにブッ飛んでてよろしい。妖艶のひと言なモニカ・ベルッチは劇画チックな容貌が嵌ってます。主要人物のディテールがしっかりしているからこそ、破天荒なだけの「マンガ的」映画が成立するのであります。

シューテム・アップシューテム・アップ
(2008/10/08)
クライヴ・オーウェンモニカ・ベルッチ

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