「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

紀元前1万年

 ローランド・エメリッヒ監督作品であるからして歴史考証など端から期待しちゃいけません。見所は当然のごとく派手な特撮と珍妙な設定であります。つまり、マンモスとサーベルタイガーとモアだかなんだかの巨大鳥と、『神々の指紋』にインスパイアされた超古代文明で織りなす旧石器時代末期を楽しむファンタジーです。しかし、巨大動物の出番は意外と少なくスケール感が乏しいので、主にトンデモを味わう結果となっています。

 ストーリーはぬるい『アポカリプト』。異民族に嫁と仲間を掠われた男が奪還の旅で成長し英雄になるというオリジナリティほぼゼロのプロットであります。けど、偶然で一族のホープに成り上がり、伝説のおかげで各部族を統合するリーダーに就任、クライマックスも強引な力業の連打でクリアと、コメディでもないのに全部ラッキーで乗り切るのが新しいです。こいつ、仲間の犠牲は気にも止めず嫁の事だけ考えてるし、後先考えない蛮勇しかしてないわけで、最後まで成長もしません。凄い英雄譚です。
 そして、アドベンチャー映画のお約束的な思わせぶりシーンを随所に配置しつつ悉くクールに無視する姿勢が素敵です。本当によくこんな企画がハリウッドで通ったと感心するほどに本筋と無関係な伏線もどきを連発します。それと、一族に風の谷の大ババ様が混ざってると笑っていたら、最後もナウシカ的でひっくり返りました。あれを前振りもなくナレーションだけで済ますのも酷いです。でも、マンモス食ってる癖にマンモスを強制労働させると可哀想って感覚は「流石、狩猟民」と感心しました。

紀元前1万年 特別版 [DVD]紀元前1万年 特別版 [DVD]
(2008/09/10)
クリフ・カーティスカミーラ・ベル

商品詳細を見る
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mappil.blog65.fc2.com/tb.php/319-300b27dd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。