「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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SAW5 ソウ5

 年1回更新の連続猟奇ドラマ第5弾。論理パズル型B級サスペンスの傑作も3作目以降は劣化が著しく、謎解きや心理戦からは遠く離れたスラッシャー映画になってしまったので今回から劇場での観賞は辞めました。この判断は残念ながら大正解でして大差でシリーズ最低の出来。Ⅲから延々と続くジクソウの後継者をめぐるエピソードは未だ終わらぬままに放置され、今回は実質スピンアウト作品となっております。
 外伝だろうと面白ければ良いのですが、何がしたいのかさっぱりわからない半端な脚本と、バカっぽいだけでスリルのないトラップ演出で萎え萎え。シリーズの裏話だけで3本も撮る根性も許し難いです。本作含め残りは完結してから暇だったら観ればいい。リタイヤ推奨。

 ホフマン刑事は前作で先代の遺したゲームの被験者確定の人物です。しかも、序盤で立て続けにジグソウ・ルールから逸脱した殺しを見せて後継者じゃないことを強調。なのに、このカリスマ性のない只の手駒を主役に据えて、散々匂わせてる「壮大なジグソウの構想」からはみ出した抗争をやられても興味がわきません。追跡者とのハイレベル・バトルがあればまだしも、ジグソウの手口に詳しい筈の捜査官が迂闊な動きを連発するんじゃ盛り上がりようがないです。
 そして従来路線の「5人の脱出ゲーム」の出来も酷い。第一ステージは彼らの誤答でもスピーディにやればクリア出来ただろうし、他のステージも簡単な対処方法に被験者が気づかないだけ。そもそも協力しないでも全ゲームに勝てる時点で趣旨に反してます。最終ステージなんて死体を使えばOKだもの。グロいだけのスラッシャー表現を控え目にしたのはナイスですが、「怖さ」「痛さ」までが失われているのも難。なにより「悪い事をした連中を絶望の底へ叩き堕とす」というコンセプトが今回は蔑ろにされ過ぎです。

 真の後継者の話とか前々回から回収されてない数多の謎とか放置されたままの案件が多々あり、今回もあからさまに怪しい人物・妙な時系列・謎の遺産やらメモやら加わって混沌に拍車。彼方此方で整合性も揺らぎつつあり、先行きには不安が募りジャンプの打ち切りみたいな終焉にならない事を祈るばかりです。高度なトリックやどんでん返しは諦めますから、ジグソウさんのヒューマン・ドラマだけは勿体つけに見合うだけの結末を願います。一番の願いは次でフィニッシュすることですが・・・。

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