「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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アイアンマン

 アメコミには珍しくメカメカしい装着変身タイプのヒーローが、いかにもアメリカンなライト感覚で悪と闘う愉快な作品。とにかく「アイアンマン」スーツの開発に男の子のロマンティシズムをビンビンに感じます。おまけにキャラ萌え映画で、主役は大金持ちで大酒飲みで女にモテモテで天才なだけじゃなく手先も器用。オールマイティの実力・自分本位の正義・揺るがないポリシーというスーパーヒーローの条件を兼ね揃えてグッド。しかも、弱点は潔く剥き出しと来てます。

 ヒーローものとしては結構出来の悪い映画だと思いますよ。プロトタイプ完成までは豪腕力押しの連続だし、アイアンマン誕生後はお約束に忠実な展開だし、クライマックスの盛り上がりもいまひとつだし。けど、やたらと丁寧な開発推移描写の魅力はそれらを補って余りあります。特に飛行技術の試行錯誤が秀逸。大人の工作の至福の味わいを愉しみ、ギミックたっぷりのスーツ装着シーンに燃え、空中を自由自在に駆け巡るスピード感に酔いしれるのです。そして最後はBlack Sabbath「IRON MAN」のリフに昇天。
 あと、ヒロインの秘書さんとのプラトニックな恋愛も素敵。『se7en』でブラピの奥さん役だったグウィネス・パルトロウが依然としてキュートで驚きました。ロバート・ダウニー・Jrも孤独でふてぶてしくてガキっぽいアイアンマンの屈折したヒーロー像を巧みに表現。やれば出来るけどダメな人ってのが当て書きのように嵌り、「主人公が何者なのか」を余すことなく伝えてくれてます。

 古い漫画の設定なんだからツッコミは控えたいのですが、大怪我&強制武器開発のくだりでベトナム戦争のゲリラをアフガン・テロリストに置き換え現代風アレンジをしたわりに、死にかけてる男への不自然極まりない要求には手つかずってのはどーなのか。それに社会経験の無い若造ならともかく、「死の商人」よろしく宣伝に現地視察にと励んできたおっさんが、あの程度の理由で転向するというのもなんだか微妙でした。もっといい加減で自分勝手な行動原理で突き進んでも良かった気がします。
 伏線の張り方がやたらに露骨なのもアメコミとはいえ手抜き過ぎで、少しはミスリードしたり捻って欲しかったです。本気の戦闘能力は次回作にオアズケってのもご無体であります。ビジュアルやアクションは満足度が高いんですけどねぇ。

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(2009/03/18)
ロバート・ダウニーJR.グウィネス・パルトロー

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