「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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おっぱいバレー

 「タイトルはアレだけど気軽に観られる青春映画としては意外に正統派」の噂に聞こえる本作。1979年の中学生という設定なのでほぼ同世代としてはノスタルジーを期待しての観賞となったわけです。で、結果からいうと個人的にはまるっきりダメでした。狙いは解るんですけど時代感覚を伝えきれないもどかしさに苦悶するのであります。

 あの時代特有の情報不足と制限の数々に悶々としてる感じが表層的にしか伝わってこないのが問題です。ちょっとエロパワーを発揮すれば未成年でも無修正動画が拾えてしまう現在と違い、AVどころかビデオデッキ自体が普及してない上にテレビは虎の子の1台が居間に鎮座してる時代。暇さえあればそっち方面のことを考えてる普通の中坊にとって下半身や性交そのものは空想の産物であり、「ナマのおっぱい」というのはほぼ限界到達点なわけですよ。そこを現代っ子や女性全般に解ってもらう為には、最大の情報源だった深夜ラジオのネタは必須だしエロ本自販機絡みの失敗談などももっと繰り出すべきだったと思います。クラスの女子とかに対しても過剰に意識してて当然なのに幼馴染みの娘をスルーなのも奇妙でした。

 もう一つキツイのは不必要に極端な設定の数々。超弱小バレー部が1勝条件でおっぱいを目指す話に県下の強豪は不要だし、実態が無いばかりか覗き常習のバレー部を寛大に存続させつつ教師には厳罰ってのも説得力皆無。教師の成長モノにしては自己満足に過ぎず生徒達を傷つける選択を肯定的に描いてるのが納得いかず、少女時代の恩師の話に見合うだけの解答に至らない点でもアンバランス感は否めません。生徒は生徒で「こいつら別にバレー好きじゃないじゃん」という印象が最後まで拭えないので、動機が不純でも乗せられて気づけば熱血の王道から外れてます。そして、綾瀬はるかは当然としても脱ぎ要員はおろか秘蔵のエロ本の表紙ですらおっぱいを見せないのもけしからんです。

 まあ、同世代人故にいらつく部分が多いとはいえ、コンセプトや落としどころは悪くなかったです。オープニングの外しっぷりで不安になりましたが、平成っぽさが抜けないものの全体に奴らのアホさ加減は納得性が高く意外に笑いのシーンが冴えてました。無難な感動話に持ち込むよりコミカル路線で突っ走って欲しかったです。
 そして、サイボーグから座頭市まで無茶な配役に応える事では定評の綾瀬はるかですが、今回は視姦を厭わず「おっぱい」連呼の羞恥プレイに挑戦。流されてした恥ずかしい約束に困りはてバカ生徒に翻弄される新米教師の図が妙に嵌ってました。レトロな小道具や車で昭和を再現しつつ考証が微妙にズレてたり、ついでに選曲も何かが間違ってる感じなのと同じフェイクな世界観といいますか、決して演技は巧くないんですが当時のテレビドラマのオーバーアクトな女優さんっぽくてグッドでした。

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(2009/10/21)
綾瀬はるか青木崇高

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