「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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バーン・アフター・リーディング

 予告編では主演ブラッド・ピットでバリバリにおバカな犯罪コメディみたく宣伝しまくってましたけど、想像してた内容とは全然違いました。超豪華キャストの群像劇ではありますがブラピの出番はわりと薄く、無駄にややこしくてスリラー色の強いグダグダでブラックな悲喜劇なのでした。つまり、いつものコーエン兄弟なのですが何故か盛り上がりに欠け、個人的には超シリアスな前作『ノーカントリー 』の方がよっぽど笑えたぐらいです。全米大ヒットでゴールデングローブ賞のコメディ部門にもノミネートされたぐらいだから解る人には最高なのでしょうが、これはもう笑いのツボの違いと諦めるしかないですね。

 少しずつ歯車が狂っていき意外な展開を見せる脚本にしても、登場人物が複雑に絡みあうプロット構成にしても練り込みは十分。俳優陣はそれぞれアクの強い演技を見せてますし演出も的確。何がいけないと言うわけでもないのに、トータルで評価すると騒々しいだけであまり面白さを感じられないという不思議。コンセプトは初期のコーエン・コメディと変わってないのに何かが決定的に違っていて自己満足映画にしか感じられないのであります。名優が揃いながら殆ど相乗効果を得られてないのも残念。

 但し、退屈でも眠りに落ちる直前で踏みとどまれるという意味では、豪華俳優陣の起用は無駄ではなかったかと。主演のジョージ・クルーニーは「またいつもの役なのか」と辟易するものの間抜けな女たらしを最悪のヒゲ面で好演してるし、イラっとさせっぱなしの怪演をみせる「コーエン組」フランシス・マクドーマンド、激しやすいジョン・マルコヴィッチや哀愁漂うリチャード・ジェンキンスなどあくまでもシリアスに役を演じてアイロニーを醸し出す面々も見事です。
 そして、なんといってもブラピ。殆ど無意味で馬鹿馬鹿しい作品に付加価値をつけているのはほぼ脇役の彼と言っても過言ではなく。感情移入が難しいキャラ揃いの作品で只独りチャーミング。楽しそうにバカっぽい男を演じる姿はなんやかやいって演技派で溜め息が出るほど。もっと出番が多くても良かったのに。

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  • 2010/04/25(日) 01:52:19 |
  • むーびーふぁんたすてぃっく

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