「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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ワールド・オブ・ライズ

 サー・リドリー・スコット監督による中東を舞台にしたド外道な対テロ戦争スパイ工作情報戦。ハイテク米国とアナクロ中東の価値観の違いを対比しつつ骨太かつサスペンスフルに仕上げた作品で、冒頭のアクションからガツンと来て終盤までリアリティと緊張感を保ったままグイグイ来るのですが、最終的に物話が小さく纏まってしまい物足りなさを覚えるという、リドリー・スコットにありがちな結果となっております。

 ペルシャ人看護婦の出番が増えるほどに敏腕エージェントな筈の主人公に迂闊な動きが目立っていくのが問題です。出会ったばかりで身辺調査も済んでない女性を任務遂行中に口説くとか酷い危機管理です。しかも、仕事が一因で離婚調停中って男が何の躊躇いもトラウマもなく。
 更に、異教徒との簡単には埋めがたい距離をカップルに重ねるにしてはヒロインの姉やご近所の皆さんが良い顔しないぐらいでさしたる障害が無いのも話を薄っぺらくしてます。挙げ句に安直でB級臭いオチに利用されちゃ社会派の雰囲気は台無しなのです。

 けど、メインの3人の俳優の虚々実々のやりとりは高水準。レオナルド・ディカプリオはリドリー映画お約束の「異文化と衝突し過酷な状況に追い込まれる主人公」として中東の文化を理解し尊重するも上司と現場の板挟みなCIA工作員を手堅く演じております。アメリカを体現する現場無視の傲慢な上司にラッセル・クロウ、協力を仰ぐヨルダン情報部の冷徹な親分にマーク・ストロングが配されており、考え方の差異による主人公との微妙な関係が味方さえ信じられない状態を作り出していて面白かったです。ただ、流石にラッセル・クロウの役柄がポンコツ過ぎだとは思いましたが。

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レオナルド・ディカプリオラッセル・クロウ

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