「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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チャーリーとチョコレート工場

 君もネバーランドでマイケルと握手!!

 ・・・いや、深い意味は無いんですけどね。ウォンカさんが児童虐待で逮捕されて裁判にかけられるオチでも一向に構わなかったのにって話です。でも実際にはティム・バートン監督はフォースの暗黒面に引き込まれること無くハッピー・エンドなポップ・ファンタジーに仕上げたわけです・・・もっとブラックビターになるかと思ったのに、チッ。

 ウォンカ社長の過去話などが付け加えられてるものの、かなり原作に忠実だったのが意外でした。原作は世界的にメジャーな児童書「チョコレート工場の秘密」で、マピールさんも小学生の頃に読んでチャーリー君の貧乏描写にトラウマになった過去があります。というか今回の映画化で初めて作者が「予期せぬ出来事」のロアルド・ダールだと知りました。そりゃ風変わりで悪趣味になろうというものです。そんなワケでストーリーのダーク部分は今回に限っては監督の仕業ではなくダールのテイストで、そこにバートン・ワールドの傾いた家やポップな工場の映像を加えた形ですね。そのせいかクセの強い作品でありながら不思議と拒絶反応は少ないようです。

 ジョニー・デップが演じる時点で誰もが予想したように、この映画は「ウォンカとチョコレート工場」です。ウォンカさんは劇中のリスと同じように「親にスポイルされてない子供」を選別してるだけで悪い子に罰を与えるのが目的じゃないというスタンスで、勧善懲悪で語られがちなこの物語を親子愛の話に切り替え主役を簒奪します。父親との確執でウォンカ自身も歪んで育ったという設定を加えたことで、原作の「でしゃばらないことが美徳」という現代アメリカでは受け入れにくい英国風結末を大切にしつつ、上手くバートン風味のハート・ウォーミングに処理したのはさすがでした。

 そして従業員ウンパ・ルンパが素晴らしいです。アレを思い描いて童話読んでた子供達はいないと思います。とにかくダンスが不気味で楽しそう。クイーンを思わせる曲に円月奏法からギタークラッシュやレフティのバイオリンベースなどを盛り込んだハイテク少年の回のショーも捨てがたいけど、E.L.O風の曲が聴ける金持ち少女の回のショーがお気に入りです。吹替&英語字幕を確認したら歌もなかなか上手く翻訳されて日本語歌詞でも安心。

 この映画が全然子供向けじゃないのはちりばめられたオマージュの数々で、ディズニーランドの「It's a small World」風の人形のシーンは最高。2001年やサイコ、クロサワなどの名画からセルフ・パロディまで映画通向けのネタもいっぱいです。ただ、英語力皆無なので駄洒落がわからないのが辛いとこ。字幕や吹替えも頑張ってくれてるんですけどね。

 関係ないけどウィリー・ウォンカがアルフィーの高見沢さんに見えてしょうがないです。

チャーリーとチョコレート工場 チャーリーとチョコレート工場
ジョニー・デップ (2006/02/03)
ワーナー・ホーム・ビデオ

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