「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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天使と悪魔

 監督・主役続投で贈る『ダ・ヴィンチ・コード』に続くラングドン教授シリーズ。前作を観てなくても楽しめるというか、観てても役に立たない無関係な話なのでした。詰め込み過ぎで慌ただしい超高速謎解きは相変わらずですが、「歴史ミステリー」と「暗号解読」が強調され過ぎた前回と違い、エンターテイメント色が強く特別な歴史・宗教知識も不要で格段に間口の広い作品になってます。前作とは全然雰囲気の違う話になってて深みはゼロに近づいたけど、スリルとサスペンスを大幅増量し緊張感を保ちつつ適度な笑いを織り交ぜてバランスは良化。まあ、原作の売りはたぶん難解な符合の解明なんでしょうが・・・。

 ミステリーとしてはもう少しうまくやって欲しかったと思うものの、一見複雑なようで単純明快な話である為にスピーディーな展開の範疇に収まり、暗号解読を楽しむ映画じゃないのも前回でわかってるので観客置き去り感は薄いです。暗号付き犯行予告・時限で公開処刑・連続見立て殺人と「ジッチャンの名にかけて」とか言い出しそうな猟奇事件に巻き込まれるラングドン教授の奮闘が楽しい。バチカンの広さも彼方此方の名所・旧跡を駆け回るのに丁度良く、どう考えても思想的に法王庁に喧嘩売ってる内容の映画なのに観光情報が充実してるのが素晴らしいです。コンクラーヴェとかカメルレンゴとかスイス衛兵隊とかカトリック教会の豆知識を簡単に得ることが出来る点も嬉しく。

 気になるのは「反物質」だの「対消滅」だの最先端過ぎる科学要素を盛り込んで胡散臭さを倍増させたわりには、その設定があまり有効に機能してないところ。あれだとヒロインが何の為に出てるのかも謎ですし。
 「反物質」の設定については科学的にも疑問で、生成コストの方が上回るからエネルギー問題の解決には結びつかない筈だし、反応時間を考えればあんな天文学的な量は作れないと思います。爆発時の輻射熱の影響を無視してるのも失笑もので、宗教と科学の対立がテーマにしては考証がお粗末。

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