「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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ターミネーター4

 制作を知った時には女子高生ターミネーターが登場するTVシリーズの関連作と勘違いし、後に主演クリスチャン・ベールで「審判の日」を生き延びた人類の戦いを描いたものと聞いてジョン・コナーとカイル・リースのバディ・ムービーと思い込んだんですが、蓋を開けてみたら『アバター』のサム・ワーシントンが扮する謎の死刑囚マーカス・ライトが実質の主役で、コナーが地味なだけじゃなく邪魔くさいという大胆な作劇に度肝を抜かれたのでした。

 個人的にはシリーズは『T2』で完結しており、ジェームズ・キャメロンの手を離れたものは全て番外編と認識してます。だから、ちゃぶ台返しな『T3』や迷走の末に中途半端で打ち切りのTV版同様に今回も裏切られるほどの期待もなく大らかに楽しめたのですが、世間様は許してくれなかったようで本作の評判はすこぶる悪く興行的にも大コケ。新三部作の第一章らしいんですけど次回作の雲行きは極めて不透明な情勢にあります。
 まあ、うっかりすると何の話か忘れるほどにシリーズの世界観を無視してハードな戦争映画をやってる上に、アクションに起伏が無くドラマ性も皆無ですから。この時代の量産ターミネーターが人類の驚異になってないってのもどーなのか。これで続編が楽しみって客が増える方がおかしいでしょう。1作目からパラドックス上等だから物語の辻褄そのものが怪しいって事には目を瞑るにしてもねぇ・・・。

 スカイネットは相変わらずコナー抹殺に固執してるわけですが、クリスチャン・ベールの熱演虚しく「人類の救世主」に値するだけのカリスマ性を発動するシーンがないのが辛いです。そもそも彼はジョン・コナーには見えないし。一方、一目でカイルとわかるのがアントン・イェルチン。こちらは役作りも巧くいってるんですが、殆ど囚われのお姫様ポジションで活躍は次回に持ち越し。ぶっちゃけ、今回のシナリオであれば中途半端に出番を作らずひっそり捕虜に混ざってるだけの方がよかったんですがね。
 特に制約のない新キャラの皆さんは格段に生き生きと動いてるわけですが、原始的罠で子供の餌食な初期型ターミネーターとか、『宇宙戦争』もどきの人間生け捕り巨大メカとか、とにかく対戦相手に恵まれず悲壮感に欠けます。血も涙もない殺戮機械軍団が一般大衆をゴミのように殺しまくってこその抵抗軍だというのに。
 そんなこんなでSF映画オマージュ大会に笑うぐらいでシリーズとしては中身のないストーリーの酷い映画です。でも、制作されれば次回も観ますよ。ただのSFロボット戦争映画として結構いけましたから。

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クリスチャン・ベイルサム・ワーシントン

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