「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

釣りバカ日誌20 ファイナル

 お疲れ様と言うほかない22年続いた国民的プログラムピクチャーの最終作。なにしろ、数少ないオリジナル・キャストで先頃急逝した谷啓が前作から出演してなかった理由が認知症の進行だったというのに、米寿に近づく三國連太郎を筆頭に奥方役の奈良岡朋子や専務の加藤武など谷さんより年嵩のレギュラーがゴロゴロいる状況です。西田敏行すら還暦を超えてるとなればサラリーマンものを続けるのは限界でしょう。勿論、みち子さんとの「合体」も。
 そんなこんなの22作目。最後だからと変に力まず、いつもと変わらぬ松竹印のベタな笑いと人情ドラマで幕というのは好感。頑張れるだけ頑張って貰ってもいいんじゃないかと思うぐらい三國さんもしっかり演技してくれてます。実際問題、後継候補『築地魚河岸三代目』のシリーズ化が頓挫してるわけで、しれっと復活するのもありかと思います。

 今回はサブの松坂慶子と吹石一恵の母子ドラマや鈴木建設や浜崎家のお約束ルーチンもスムーズにハマちゃんの釣りバカぶりがもたらす珍騒動と絡んでますし、なによりスーさんの出番が多くちゃんと主役してるのが嬉しいです。馬鹿馬鹿しい笑いも盛り沢山。マンネリズム万歳。
 冒頭でまたまたハマちゃんが釣り人脈の大型契約を決めてしまい、どう考えてもエース級の営業社員なのにグータラ扱いされるのに無理があるわけですが、不況下の鈴木建設のアレコレを投げっぱなしに舞台は地方ロケの北海道へ。相変わらず釣りのシーンが少なく、今回は絶滅危惧種のイトウの蘊蓄がちょっとあるだけなのが辛いですが、露骨に観光地を巡るでもなく釧路・根室など道東の雄大な大自然を見せてくれます。

 ここでどうにも疑問なのは松坂慶子の役作り。こんなに下手ではなかったはずなので演出だとは思うのですが台詞がほぼ棒読みです。それに始終料亭の女将とは思えない口調で話すのも奇妙。何が狙いなのか解りかねます。
 あと、終盤で流れを無視して突入する「賽の河原」シーンはやり過ぎ感が強く。ここをカットして松坂慶子の葛藤を掘り下げるなり、序盤の岸部一徳のエピを膨らませて重層的に描くなりしても良かったんじゃないかと。やるならやるで、いっそ三途の川の亡者を石田えりや戸川純や丹阿弥谷津子などの降板メンバーで揃えるぐらいして貰えれば納得できたんですが。まあ、どんな経緯を辿ろうとスーさんの演説に繋いじゃえばファイナルに相応しいフィナーレに持ち込めるのが強みですね。関係者の方々はいつまでも長生きして下さい。

釣りバカ日誌 20 ファイナル [DVD]釣りバカ日誌 20 ファイナル [DVD]
(2010/05/08)
西田敏行、浅田美代子 他

商品詳細を見る
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mappil.blog65.fc2.com/tb.php/428-dffdd968
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。