「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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モーターサイクル・ダイアリーズ

 バイクで南米を縦断する若者達のロードムービーでも見て美しい景色を堪能しようとか思ったわけですが、パッケージのあらすじをろくに読んでなかったこともあり色々驚かされました。

 先ず、てっきりバイク2台のお気楽貧乏旅行だと思ってたのが、おんぼろバイクにタンデムで大荷物を背負ってという無茶な冒険の旅で唖然。これは実話を元にした作品ですよ。目的はアルゼンチン~ベネズエラ間一万キロ走破。しかも舞台は1950年代。こんなハードな旅なのにありえないレベルで無計画。なんか雪のアンデス越えとかしてるし。
 そして、信じられないことに映画の中盤、三千キロ付近でバイクがスクラップになってからは全篇ヒッチハイク映画になります。バイクの耐久性を考えれば当然の帰結なんですが、タイトルは「モーターサイクル・ダイアリーズ」なんですよ。詐欺です。でも、バイクでコケるだけだった前半より話は俄然面白くなりました。
 最後にこの映画が若き日のチェ・ゲバラの伝記映画だとようやく気付いてまた吃驚。まだ医学生に過ぎない頃のゲバラがマルクス主義革命を志す切欠になった最初の南米放浪の旅の映画化だったんですね。劇中の青年はキューバ土産のTシャツとかでよく見るワイルドなゲバラからは想像もつかない喘息持ちで融通のきかない若造なんですが。

 エルネスト・ゲバラが中南米でアイドル的人気があるキューバ革命の英雄だと知っているかどうかで映画の印象が結構変わるんじゃないかと思います。知らなくても普通の青春グラフティとして南米の空気感が楽しめますが、プロフィールを知っていれば、序盤では富裕層の世間知らずの坊やだったゲバラが貧困層や社会的弱者と出会って変わっていく様子がより鮮明に理解できるんじゃないかと。
 実話ベースなのであまり事件は発生しませんが、あまり退屈はしませんでした。特にハンセン病施設のエピソードとか興味深い。ただ、ゲバラが高潔で繊細な真面目男に描かれ過ぎ、その煽りで相棒が女好きのちゃらんぽらん男に強調されちゃったのは残念。むしろ相棒の方が魅力的になっちゃってるんですよね。情熱的なラテンの若者があんなに潔癖な筈がないでしょうに。

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版
ガエル・ガルシア・ベルナル (2005/05/27)
アミューズソフトエンタテインメント

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