「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ノウイング

 『アイ,ロボット』のアレックス・プロヤス監督がオリジナル脚本で贈る人類滅亡系のディザスター・ムービー。グラフィックの完成度の高さは見て取れるものの、予告編から受ける印象は間違いなく駄作で、実際に予感は間違いじゃなかったと言えるトンデモ話なのですが、ツッコミどころ満載で意外に面白かったです。けど、大スペクタクルシーンを予告でばらしちゃ駄目なところも含めてがっつり見せちゃうのはどーなのか。あと、後述しますが宗教的な側面にはちょっと閉口。

 パニック映画と思ったら冒頭から50年前のチャネリング少女が登場して自動書記というオカルトな流れに驚かされました。現代に舞台が移ったら移ったでニコラス・ケイジが『ナショナル・トレジャー』被りもなんのそので暗号を高速解読。それが過去50年の世界規模な大惨事を記したものと判った時点で残る予言は3件と展開を更に加速し、サスペンスタッチのストーリーに傾れ込みスケールがどんどん大きくなっていく辺りはワクワクするんですが、「絶対畳めんな、この風呂敷」な予想通りに後半は一切の捻り無くお馴染みのオチに突き進むのが素敵。潔すぎて逆に新鮮でした。
 折角の災害予告がタイムカプセルに封印されてる時点で未来を知る筈の送信者が何をしたかったのか意味不明だし、主人公が惨事を防ぐ使命感に燃える理由もわからないし、そもそも謎が解読できたところで何の足しにもならなかったりで、脚本の適当加減は特筆モノ。宗教性溢れた終末思想がベースなのに、人類に警鐘を鳴らすこともなく個人的にあたふたするだけの主人公というのは新しいですが。

 バカ映画好きなのでストーリーは許容レベルでしたが、人間ドラマの薄っぺらさの方が気になりました。主人公の家族にしてもヒロインにしても上っ面をなぞっただけで感動のラストに持ち込むのは無理があります。子供達の演出も不自然で、親子の絆が描かれているようには思えなかったです。この原因は物語の根底に流れるニューエイジ的な価値観でしょう。一見キリスト教的終末論に見えますが、「偶然はない」とか「永遠に一緒」とか「高次の存在」とかはニューエイジャーの思想に他なりません。嫌いなんですよ、スピリチュアルな考え方。

ノウイング プレミアム・エディション [DVD]ノウイング プレミアム・エディション [DVD]
(2010/01/06)
ニコラス・ケイジ、チャンドラー・カンタベリー 他

商品詳細を見る
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mappil.blog65.fc2.com/tb.php/436-be6d3cf5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。