「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

 親友の独身最後の夜をラスベガスでのバカ騒ぎに費やした男達は、目覚めれば昨夜の記憶がなくホテルの部屋には虎と赤ん坊がいて花婿の姿はない。親友の行方と空白の一夜を解明する為に男達は奔走し、謎解きしつつ謎が生まれていくノンストップ・コメディ。
 無名俳優による低予算映画ながら世界的にメガヒットした本作は、コメディ映画不毛の地・日本ではDVDスルーが早々に決まって映画マニアを落胆させ、ゴールデン・グローブ賞作品賞の獲得で一転して劇場公開が決まり今度は半年以上待たされる羽目になったDVD派が嘆く事となった話題作です。
 そんなこんなで否が応でも期待値が上がったわけですが、基本的にはお下品なアメリカン・コメディで、結局の所、笑いが肌に合うかどうかは個人の嗜好に依存します。登場人物はアクが強く下ネタ満載でネイティヴじゃないと解らないギャグも多い気配と、唯々くだらない笑いを楽しみたい層以外には向かず、巷で言われるように美しく伏線回収が決まるロジカルな脚本なのですが、どんでん返し系のミステリーみたいなものをイメージしてるとこれもガッカリします。記憶を失くした二日酔いの朝を知る者にとっては身に染み過ぎて乾いた笑いに繋がる部分もありますしね。

 ホテルの調度品を破壊しテレビを窓から投げ捨てスタッフを縛ってアンプのケースに閉じこめたりした古のロック・スター達の武勇伝を彷彿させるスイートの惨状が大インパクト。あの世界もドラッグとアルコールに満ちてたわけですから、この映画の状況設定もあながち誇張とは言えないですね。というか、殆どの事件が日本じゃ無理でもアメリカだと成り立っちゃいそうに思えるからつくづくぶっ飛んだ国です。しかし、赤ちゃんの方は簡単に想像つくものの虎の経緯は完全に斜め上を行かれてひっくり返りました。あと、中国人最高。
 笑える疑問符を散りばめてサスペンスを盛り上げ、馬鹿馬鹿しい単発ギャグの真相なのに感嘆符を伴って回収される脚本は見事。破壊の過程をきっちり設定した上で計算され尽くしたタイミングで情報を小出しにし謎を発展させていくのが心憎いです。探偵役が同時に犯人である点も面白いですね。最後はたぶんアウトテイクの集合体なんでしょうが、ハイテンション続きの本編に不釣り合いなあっさり目のエンディングを一気にヒートアップさせるナイスアイデアでした。ニワトリが謎のままなのは残念でしたが。続編には日本の誇るリアル『ハングオーバー』、市川“灰皿テキーラ”海老蔵の起用を期待します。

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(2010/10/06)
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