「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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きみがぼくを見つけた日

 本人の意志と無関係に突発的にタイムスリップする難儀な体質を持つ男に少女の頃から恋してた女の純愛ラブストーリーです。現在の彼とは初対面なのに未来の彼に何度も会っててすっかりお熱なヒロインとか、実は未来の彼氏の方も将来の伴侶と知っていて幼女の頃から彼女を惑わしていたり、邦題からは想像もつかないトンデモSF要素に加え設定の数々は異色ラブコメみたいですが、実際にはシリアスでダークなお話で面白かったです。
 過去は変わらず未来も分岐しないという時間モノとしては身も蓋もない世界観が採用され、過去も未来も行き来でき別の時代の自分とも接触可能なルールとなっております。ただし移動方法はターミネーター式を採用してる為、ご到着は全裸であります。

 脚本の出来自体は決して誉められたモノじゃないです。ラブロマンスにしちゃヒロインが恋に落ちるに足る決定的なエピソードがないし、オチにも捻りがないし、旦那とその父の問題は半端に放置され意味ありげだった博士も活躍しないなど色々と無駄も多いです。現在・過去・未来に加え回想まで入り交じる上に、現在に別の時代の亭主が来てるパターンもあるので混乱しやすいという問題もあります。でも、「鶏が先か卵が先か」の因果性をわざと何度も有耶無耶にして二人の出逢いにおいて循環する原因と結果の問題を豪快にぶん投げたり、「すこし不思議」の方のSFをわかってる人が書いてる感じが好印象でした。

 シチュエーションも面白いです。突然時空の彼方へ姿を消しいつ戻るか判らない夫を待つストレスで疲弊するヒロインも哀しいし、本来の時間軸では失踪癖持ちに見えトリップ先では不法侵入・窃盗の常習犯でおまけに露出魔と社会的にはダメダメな人生を送らざるを得ない夫には艱難辛苦が続々と襲いかかります。能力でロトを当てて暮らしに不自由はさせて無いとはいえ、苦労かけまくり寂しい思いをさせまくりの挙げ句に特異体質が嫁の躰に障る事象も発現するなど、純愛に障害が付きものとはいえあまりの鬼畜展開に絶句。マッチョな大男のエリック・バナが不憫な夫には見えないから救われてますが。
 そして、なんたってレイチェル・マクアダムスがキュート。超一途で非常にユニークでロマンチックなヒロイン像を見事に演じ、幸せな恋愛&夫婦生活から中盤以降の暗く切ない展開まで盛り上げまくっております。惜しむらくは物語の主導権を握れてないです。エンド・クレジットでエリック・バナの上に名前があるのを見て初めて彼女の方が主役だと判ったぐらい。

きみがぼくを見つけた日 [DVD]きみがぼくを見つけた日 [DVD]
(2010/03/10)
レイチェル・マクアダムス、エリック・バナ 他

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