「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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ヒーローショー

 2006年に起きた東大阪リンチ殺人事件をモチーフにした青春バイオレンス。「キネマ旬報」と「映画秘宝」の年間ベストテン双方で8位入着してる話題作です。両誌のベクトルがかなり異なる事を考えるととっても凄そうと思ったのですが、これはちょっと期待し過ぎでした。いや、鬱系でアンチ・ハッピーエンドなオイラ好みの映画には違いないのですが。

 とにかく、中盤までは不毛な暴力を怒濤の如く描いていて最高に盛り上がるのですが、埋めてしまった後は二人の主人公のプチ・ロード・ムービーがダラダラと続き結構かったるいのでした。恐喝兄弟や重機オヤジから更なる暴力の連鎖という思惑を肩すかしされた事もあり、後半は無駄に長く感じたし展開も弱くオチもぬるいと思いました。「昔のひとーがー♪  いうことみたいだーとー♪」な説教をかましつつも夢破れゆく今どきの若僧へのエールを込めてる点は好印象なのですが、やっぱり物語は『ミスティックリバー』風に陰惨で絶望的であるべきだったと。

 井筒和幸監督というのは『ガキ帝国』の紳助・竜介とか『岸和田少年愚連隊』のナインティナインとかお世辞にも演技が上手いとは言えないお笑いコンビを起用して成功を収める驚異の演出力の持ち主で、今回もジャルジャルの二人をはじめ無名の吉本芸人や若手俳優をごっそり揃えてるんですが学芸会みたいには決してなりません。特にジャルジャル・福徳秀介のダメ人間ぶりは完璧レベル。ごく自然に悪気もなく次々と嘘をつくのがまた良いのです。相方・後藤淳平も暴力を振るう側の怯えを丁寧に表現してました。他では事件の発端となり事態を悪化させていくチャラ男くんが印象的。けど、寝取った女をナース姿にしてスパンキングってまだ若いのに随分とマニアックですな。これだからポルノ出身監督は・・・。

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後藤淳平(ジャルジャル)、福徳秀介(ジャルジャル) 他

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