「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

さんかく

 同棲中の恋人の部屋にその妹が夏休みを利用して転がり込んできて云々という、アラサー・カップルと中3娘が織り成す奇妙な三角関係を描いたラブストーリー。普通ならスルー確実な作品なんですが、「映画秘宝」方面で妙に評判が良いことが気になってチェック。なるほど、全然想像と違う、いかにも「秘宝」好みのブラックで怖ーい三者三様ダメ人間の悲喜劇でありました。まさに脚本と演出の勝利な作品。

 前半はオーソドックスに思春期の無防備な少女がカップルを無自覚にかき回す展開で、それにかこつけてアイドルの成長途上の胸元とか太腿とかをフレッシュかつエロく撮る事を目的にしてる感じでした。妹役を演じた小野恵令奈はAKB48の娘だそうで、友情出演の大島優子すら登場シーンに無反応な当方としては当然の如く名前も顔も知らなかったわけですが、舌足らずな喋りと謎の行動で悪意無く男を惑わせる気紛れな子供を見事に演じてたと思います。まあ、たぶん当て書きなんでしょうが。

 しかし、そんな彼女は意外にも途中退場。終盤にちょこっと再登場するものの物語を引っ張るのは同棲の二人となり、ここから本作の痛い人間模様が更にヒートアップし話は俄然面白くなっていきます。とにかく田畑智子がヤバすぎで、並のJホラーなんかよりずっと怖いです。こういう依存型の女ってリアルにいそうなわけですが、ウザくなりがちな役をギリギリ可愛いラインに踏みとどめてしまう演出力&演技力に感嘆。そして、15の小悪魔に惚れたばかりに悲惨なることになる三十路男・高岡蒼甫のはまりっぷりも半端ないです。先輩風を吹かせるも実は人望無くビッグマウスでナルシストで愚かな元ヤンキーという痛い存在で、しかしどこか憎めなくて母性をくすぐる感じが実に良いのです。
 曖昧なラストの三人の気まずい表情も素晴らしかったです。

さんかく 特別版(2枚組) [DVD]さんかく 特別版(2枚組) [DVD]
(2010/11/03)
高岡 蒼甫、小野 恵令奈 他

商品詳細を見る
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mappil.blog65.fc2.com/tb.php/473-b9021a0f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。