「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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ハイドアンドシーク

 『「シックス・センス」を超える衝撃と大どんでん返しの連続が観る者を襲う!!』というコピーが貼り付いてるワケですが、御多分の例に漏れず勘違い・誇張・ハッタリの類です。マピールさんの感覚だと、『よくあるオチの落胆と一発ネタのどんでん返しが観る者を唖然とさせる!!』です。『背筋が凍るラスト15分』ってのもありますが、それがどのシーンを差すのかが素で解りません。前半1時間の方が面白いです。あとDVDでは看板をこっそり下ろしてるけど、劇場公開時には『超感動スリラー誕生!』ってフレーズを使ってました。もちろん感動する場面は一つもありません。
 配給会社は根本的に間違ってます。この映画はどんでん返しの存在を隠し通すのは当然で、更にオカルトと勘違いさせておかなきゃマズイ種類の映画です。サスペンスだとジャンルがバレた時点でチェックメイトなんですよ。それを前面に押し出してどうするのか。

 尤も、宣伝に足を引っ張られた事を酌量しても、脚本が穴だらけで破綻してる事実は埋めようがありません。その所為で必死にミスリードしようとしてるけど全然容疑者が増えないです。しかもミスリードのためだけのシーンばかりなので話が薄っぺらい。上手い脚本だとこういう所で父娘の内面描写したり別の意味を込めたりしてあるわけですが。
 エンディングが本編2ヴァージョンと特典で3ヴァージョンあったりしますが、特に興味深いアイデアはないです。特典の3本はアウトテイク以外の何者でもないし、個人的にはアナザー・エンドの方がダークで好みですが正規の2本ともこの種の映画の締めとしてはパンチが弱い。

 ってなワケで、本当に在り来りでツマラナイ映画なんですが、困った事にデ・ニーロ&ダコタ嬢の演技派タッグの芝居のクオリティはかなり高いです。
 しかし、デ・ニーロさんは相変わらず仕事を選ばないですね。特に近年、こんな役アンタがやらんでもっていう仕事が増してる気がします。今回は還暦を越えてなお9歳児のパパ役。さすがデ・ニーロ、“主役殺し”のダコタちゃんに喰われることなく見事に競演してまして、それこそがこのキャスティングの唯一の理由だと思われます。
 そして今回も「ダコタ・・・恐ろしい子!」な存在感の天才子役は、可愛かったり怖かったり変幻自在で圧倒されます。それにしても絶叫クイーンな殺伐とした仕事ばかり。マピールさんは「ペーパームーン」みたいのをこの娘に演らせて欲しいと常々願ってるんですが・・・。

ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ
ロバート・デ・ニーロ (2006/01/07)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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