「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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頭文字D THE MOVIE

 日本の漫画を香港映画化ってのはいいとして、何故に律儀に舞台を日本のまま作ってくれたのかよく解りません。峠道でカーチェイスを繰り広げる若者達の映画は、ロケ地は原作どおり群馬、カースタントは高橋レーシング、だけどヒロインを除くオールキャストがチャイニーズであり使用言語は広東語という、なんとも珍妙な一品です。まあ、日本で作る「西遊記」の逆パターンなんですが。
 でもB級臭い雰囲気に反し、殆んど『インファナル・アフェア』シリーズのスタッフ&キャストという豪華作品です。主役の人はV6の井ノ原君みたいな顔してますが。

 マピールさんは全巻読破するほどの原作ファンでありますが、『頭文字D』として観ようとするのは早々に諦めました。ドラマ・パートはいかにも香港映画なベタなコントが繰り広げられ、登場人物ほぼ全員の性格が激しく変更されてるんだから仕方ないです。
 しかし、1本の青春映画として観ても色々と問題が。先ず、主にコントを担当するキャラたちに比べると、バトルでしのぎを削るライバル達の個性が妙に弱いし魅力がないです。それに主人公がバトルにのめりこんで行く過程も曖昧。エンジン乗せ換えでタイム・アップし過ぎな上に主人公が挫折し努力する部分がごっそり抜けてるんで成長を感じられません。つーか、最後まで主人公は親父さんの思惑通りに踊らされてるだけです。原作でも賛否が分かれたヒロインとの恋愛話を更に劣化させて中途半端なところで終劇したのも理解しがたいです。

 しかし、舞台が峠に移ればCGとは段違いの迫力の実写ドリフトがたっぷり楽しめます。夜の峠道という映画向きとは言い難いシチュエーションでありながら、凝ったアングルとインパクトのあるヴィジュアルを駆使して変化をつけ原作の走りを見事に再現してます。必殺・溝落としの表現はちょっとやり過ぎ感があるものの、驚愕のカウンター・ステアに高速シフトチェンジの超絶ドライブ・テクニック目白押し。カーアクションは醍醐味抜群です。残念なのはキャラごと削られてしまって黄色のFDの勇姿が見れない事。原作じゃ最強のライバルなのにひどいや。
 そして豆腐屋の親父の怪演も注目。扮するは“香港のアンソニー・ホプキンス”こと性格俳優アンソニー・ウォンです。とにかく常時酔っ払ってるダメ親父が並々ならぬ存在感を放ち、気がつくと実質主役を張ってるんだから本来は堪ったもんじゃ無い筈なんですが、ドラマ部分もそこそこ楽しめるレベルになったのはこの人のおかげです。多謝。
 それにしても、主人公が南葛のユニホーム着てたりするのは日本向けサービスのつもりなんでしょうか。援交女子高生ヒロイン・鈴木杏のミニスカ&水着は完全にサービスですが。

頭文字[イニシャル]D THE MOVIE スタンダード・エディション 頭文字[イニシャル]D THE MOVIE スタンダード・エディション
ジェイ・チョウ (2006/02/15)
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