「Wring that Neck」

DVDで観た映画の感想

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オペラ座の怪人

 これは『シカゴ』のような舞台版と一線を画したミュージカル映画ではなくて、舞台に観に行けない人や日本の某劇団のは駄目だと思ってる人がブロードウェイの雰囲気を楽しむための映画です。だからDVDで観たのは失敗でした。大画面・大音響じゃなきゃダメな種類の作品。セット替えの時間を省いたことも映画化のメリットですが、セットの変化こそが舞台の醍醐味なのでデメリットでもあります。映画でやる意味は薄い気もしますがオペラが好きな人向け。

 全篇にわたって唄いまくりのオペラ調、音楽ジャンルはネオ・クラシックなのでかなり人を選ぶ映画だと思います。マピールさんはロイド=ウェバー版のミュージカル『オペラ座の怪人』のCDを持ってたりする人ですが、それでもこの映画は退屈で長く感じました。オープニングのオペラ座のCGが素晴らしく、気合を入れて観始めたんですが途中で息切れ。字幕で追い続けるには歌唱シーンが多すぎるし、台詞が少ないのでメリハリが利かないです。テンションの高い曲調と相まって集中力が持ちません。英語の素養があれば大分違うと思うんですが。単純なストーリーなんで字幕を無視してぼやっと聴く感じでヴィジュアルを楽しんだ方が良かったかもしれないですね。もう一度観直す気にはなれませんが。

 マピールさんはあの有名なメインフレーズを聴くとピンク・フロイドを思い出す特殊な人なので当てになりませんが、このジャンルが大丈夫な人なら楽曲は文句なしでしょう。駄目な人には同じテーマの繰り返しで飽きると思いますが。
 ただ、ファントムが“音楽の天使”にしてはオペラっぽくない歌唱法なのが気になりました。他のキャストがオペラやミュージカルのキャリアを積んでるだけに見劣りします。特にスローな曲は厳しい。声質は良いんですがね。
 一方、演技の方ですが、ヒロインのイメージがちょっと・・・。エミー・ロッサムはオペラ出身で唄はいいんですが、基本的に現代風のアクティヴでキュートな役柄向きで古風で清楚な演技はイマイチです。表情に気品が足りないし胸元が目立ちすぎるので優柔不断の尻軽女に見えました。ファントムも格好いいのはいいんですがマスクをとっても醜くならないのがマイナス。あれでは怪人の孤独が伝わらないですよ、まるで逆切れストーカーです。子爵は容姿端麗で誠実な青年まんまで歌唱力も見事、ただし印象は薄いです。

 結論。ロック好きのマピールさんには同じ原作の『ファントム・オブ・ザ・パラダイス』の方がしょうにあってる。この映画も猫が立って踊る舞台よりは数段面白く感じましたが。

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